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何かをつかむことで 何かをあきらめない

· 約6分

年末の記事 の構成からさらにCPU を換装し、名実ともに“最強”になった私の Mac Pro (Mid 2010)ですが、このマシンが対応している最新の OS である macOS Mojave では、多くのソフトウェアでアップデートを受けられなくなってきました。

Logic Pro や Adobe CC の最新バージョンが使えないのは流石に困るので、新しい Mac を買うことを検討し始めたのですが、昨今の最悪な為替レートと半導体不足のダブルパンチ、さらに現行 Mac のビミョーなラインナップなど、明らかに買いどきではないため、泣く泣く(?)Mac Pro (Mid 2010)の延命を決意、本来はサポート対象でない最新の macOS Monterey を無理やりインストールすることにしました。

やったこと

上述のとおり、macOS Monterey は Mac Pro (Mid 2010)をサポートしていません。

そこで、OpenCore-Legacy-Patcherというソフトウェアを使用します。

また、以前から使っていたOS X v10.8 と macOS v10.14 の環境も残しつつ作業を進めていきます。

工程はざっくり以下のとおりです。
  1. USB メモリを用意する
  2. OpenCore-Legacy-Patcher のリリースページから GUI アプリを落としてくる
  3. 同アプリを開き、画面の指示に従って macOS のインストールメディアを作成、OpenCore のブートローダも USB にインストール
  4. USB からブートし、(今回は OS を共存させるため起動ディスクのパーティションをあれこれするなどしてから)macOS Monterey をインストール
  5. 起動ディスクに OpenCore をインストール
  6. macOS Monterey のムカつく表示や設定を少しマシにする

公式にすげー整ったドキュメントがあるので、やってみたい人はこちらを参照されたし。

本来、Monterey(というか Mojave 以降)に対応していない Mac の多くは、搭載されている GPU が Metal API に対応していないため、macOS のインストール後に OpenCore-Legacy-Patcher に含まれている GPU Acceleration Patch を当ててやる必要がありますが、この Mac には年末の記事でご紹介したとおり、Metal 対応の ATI Radeon HD 7950 が入っているので、その必要はありませんでした。

さて、次節からは作業内容をゆるく紹介していきます。

OpenCore-Legacy-Patcher でインストールメディアを作成

まず OpenCore Legacy Patcher の GUI 版を落としてきます。

アプリを起動したら、“Create macOS Installer”を選択、画面の指示に従ってポチポチと進めていきます

ダウンロード中。

ダウンロードが終わったら、インストールメディアを作成する。

結構な容量をちまちま USB に書き込むので、それなりに時間がかかります。待つべし。

あとは、ブートローダをビルドしてインストールするだけ。これも勝手にやってくれるので楽ちん。

インストールなど

まず macOS Mojave の環境を別の起動ディスクに移します。これが一番時間取られる。

ここからが本番。スタートアップマネージャから、先程作成したインストールメディアを選択すると、

OpenCore の画面になるので、Monterey のインストーラを選択。

新しい場所 探すときがきたよ この先はいつもどおり、画面に従って初期設定をするだけですな。

ドンッ!

実は初回起動時、GPU アクセラレーションが正常に動作していなかったのですが(全体的に描画がモッサリし、透過やぼかしの処理ができていないなどの症状)、これは再起動で解決しました。

最後に、ブートローダを SSD にインストールします。

起動時は SSD にインストールした OpenCore ブートローダ経由で起動ディスクを選ぶ必要があります。スタートアップマネージャから直接 Monterey の起動ディスクを選んでも、駐禁マークが表示されるだけでブートできません。

ムカつく UI をマシにする

いざインストールに成功してみると、やたらデカくて丸っこい UI デザインが鼻につきます。せっかく大きな画面サイズなのに、UI の各要素がタッチ操作できそうなほど大きいのは考えものです。

また、UI サイズ以外にも画面の隅々から何とも形容詞しがたい「気持ち悪さ」を感じていました。

UI サイズについては、Finder のサイドバーが何よりも気に入らなかったのでそこを変更しました。

そして、「気持ち悪さ」の大部分は半透明でブラーがかかった UI によることが判明したため、アクセシビリティ設定からそれも無効にしました。

少しはマシになったかな。嫌いだけど。

アップデートは普通に降りてくる

Monterey を入れたものの、ずっと Mountain Lion 環境での作業が続いていましたが、久しぶりに Monterey を起動したら macOS 12.5 のアップデートの案内が来ていました。 特別な操作をすることもなく、すんなりとアップデートすることができました。

その他感想

UI こそ気に入りませんが、これといった不具合もなく安定して動いています。12 年前のマシンだとは思えないほどサクサク動くし、視覚体験以外は非常に快適です。

また記事を改めて書きますが、メインで使っている Windows マシンが故障したせいで、図らずも Monterey 環境をガンガン使うことになってしまいました。

本来の用途である DTM 以外にも大学レポート関連作業(地味にメモリを食いつぶす)に落書き、動画編集などなど、メインマシンが担っていた作業を当分の間 Mac Pro (Mid 2010)で行うことになります。

これからも使い倒していくぜ!